ひさかたの
09/05/05 08:28
光のどけき春の日に
自転車でほげぇと走っていると、
次から次へとしょーもない事どもを思い出す。
五月は春じゃなくて初夏だろうとおっしゃるかもしれないが
何しろこのへんは春が遅いので
このぐらいの時季にならないと記憶も融け出してこないのである。
むかし村立大学で一緒に食い物関係のバイトをしていた
台湾の青少年ポール君は、
小さい頃『北斗の拳』のアニメを見て育ったそうだ。
北斗神拳を喰らったモヒカンのみなさんが
独創的な辞世の句を残して爆発するのがよほど印象に残ったらしく、
「なぜ普通に死ぬだけじゃなくて爆発しなければならないのか?」
としつこく尋ねてくるのには参った。
たとえ武論尊と原哲夫をまとめて拉致って縛り上げて自白剤を飲ませても
「お、おもしろいから…」以上の答えは返ってこないと思うのだが、
ポール君にはそういう変に真面目なところがあった。
私が今いるポテト州立大学と違って
村立大学は高校を卒業したばかりの若いモンが
五大湖方面や東海岸の大都市に去っていく前に
四年でチャッチャと学位を取る場所だったのだが、
バイト先の女子学生の中に一人だけ、
二十代半ばで三白眼で子持ちのアシュレイというパンクな姉ちゃんがいた。
顔のあちこちにピアスを入れていて、
彼女がオレンジジュースなど飲んでいると
黒ひげ危機一髪のごとく
あちこちからオレンジ色の液体が噴き出すのではないかと不安になった。
土曜の夜のパーティーの客が真夜中すぎても帰らなかったりすると
バイト仲間たちはしばしば真の事故、いや自己に目覚めて
腰をクネらせつつ流行歌手の物真似を始めたり
使用済みの衛生ゴム手袋に空気を入れて「中指立て」サインを作ってみたり
ドラえもんの主題歌(中国語版)を熱唱したりし始めるのだが
アシュレイの場合は小声でマントラのごとく
“Pooppooppooppoop...” (うんこうんこうんこ…)と唱え始めるのだった。
ポール君が爆発にこだわるごとく、
彼女はうんこにこだわっていた。
ポール君が休憩中にトイレに行ったりすると、
「あなた今うんこしてきたでしょう。いや所要時間から言って絶対うんこ。
正直に言いなさい!うんこうんこ」
と恥辱プレイを開始するのだった。
彼の方もまた期待に違わず、
「違うもん、うんこじゃないもん!」と
譲らないあたり、さすが好青年だ。
というか幼児か君らは。
自転車でほげぇと走っていると、
次から次へとしょーもない事どもを思い出す。
五月は春じゃなくて初夏だろうとおっしゃるかもしれないが
何しろこのへんは春が遅いので
このぐらいの時季にならないと記憶も融け出してこないのである。
むかし村立大学で一緒に食い物関係のバイトをしていた
台湾の青少年ポール君は、
小さい頃『北斗の拳』のアニメを見て育ったそうだ。
北斗神拳を喰らったモヒカンのみなさんが
独創的な辞世の句を残して爆発するのがよほど印象に残ったらしく、
「なぜ普通に死ぬだけじゃなくて爆発しなければならないのか?」
としつこく尋ねてくるのには参った。
たとえ武論尊と原哲夫をまとめて拉致って縛り上げて自白剤を飲ませても
「お、おもしろいから…」以上の答えは返ってこないと思うのだが、
ポール君にはそういう変に真面目なところがあった。
私が今いるポテト州立大学と違って
村立大学は高校を卒業したばかりの若いモンが
五大湖方面や東海岸の大都市に去っていく前に
四年でチャッチャと学位を取る場所だったのだが、
バイト先の女子学生の中に一人だけ、
二十代半ばで三白眼で子持ちのアシュレイというパンクな姉ちゃんがいた。
顔のあちこちにピアスを入れていて、
彼女がオレンジジュースなど飲んでいると
黒ひげ危機一髪のごとく
あちこちからオレンジ色の液体が噴き出すのではないかと不安になった。
土曜の夜のパーティーの客が真夜中すぎても帰らなかったりすると
バイト仲間たちはしばしば真の事故、いや自己に目覚めて
腰をクネらせつつ流行歌手の物真似を始めたり
使用済みの衛生ゴム手袋に空気を入れて「中指立て」サインを作ってみたり
ドラえもんの主題歌(中国語版)を熱唱したりし始めるのだが
アシュレイの場合は小声でマントラのごとく
“Pooppooppooppoop...” (うんこうんこうんこ…)と唱え始めるのだった。
ポール君が爆発にこだわるごとく、
彼女はうんこにこだわっていた。
ポール君が休憩中にトイレに行ったりすると、
「あなた今うんこしてきたでしょう。いや所要時間から言って絶対うんこ。
正直に言いなさい!うんこうんこ」
と恥辱プレイを開始するのだった。
彼の方もまた期待に違わず、
「違うもん、うんこじゃないもん!」と
譲らないあたり、さすが好青年だ。
というか幼児か君らは。